アメリカに住んでいると、なかなか市販の鏡餅は手に入りません。
大都市のアジアンスーパーやジャパニーズスーパーに行くと鏡餅が売っていたりしますが、結構高価だったり・・・
ちなみにボストンのジャパニーズスーパー「Ebisuya(えびすや)」では、鏡餅(大)が30ドル超えで売っていました。
Ebisuya(えびすや)についての詳細はコチラ
そこで我が家は今年鏡餅を手作りすることにしました。
しかも、普通のカリフォルニア米で(笑)
今回は、普通のお米で鏡餅を作ってみた方法と感想をまとめます!
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使った材料・道具
材料
- 普通のお米 2カップ
- 水(お米を炊く用)
- 塩水
- 片栗粉(ポテトスターチ)
- みかん(なければオレンジ)
道具
お餅をつくようの杵と臼・・・なんて家にあるわけがないので、我が家はボールとフライ返しとスプーンで挑戦。
フライ返しを選んだのは、特に理由はないです。
家にあった調理器具で一番頑丈そうだったからなんとなく選びました。
普通米鏡餅の作り方(完全我流)
普通にお米を炊く
まずは、普通にお米を炊いていきます。
水はいつもと同じくらいで炊きました。
お米をつく
ごはんがアツアツのうちに、フライ返しでお米をついていきます。
フライ返しやボールにお米がくっつくので、頻繁にボールやフライ返しにスプーンで塩水をかけながら、ひたすらついてきます。
お米をこねる
お米が冷めてきたら素手で触れるので、そこからは手でこねます。
手にかなりお米がくっつくので、塩水が大量にいります。
もち米でお餅を作るときよりも、普通のお米でお餅をつくほうが、断然手にくっつく印象でした。
形を整える
お米が滑らかになってきたら、丸く形を整えます。
かなり手やお皿にくっつくので、片栗粉をお皿と手につけて作業しました。
「片栗粉をまぶせばまぶすほどお餅がカビやすくなるから、出来るだけ片栗粉をつけないようにお餅を丸めて」と母が昔言っていた気がしますが、めちゃくちゃ片栗粉使っちゃいました。
だって、とにかく手にお米がくっつくんです。
もち米のお餅よりも、普通のお米のほうが手にくっつく印象でした。
ちなみに、アメリカで片栗粉はあまり売られていません。
片栗粉は「ポテトスターチ」の名前で、たまにスーパーでコーンスターチの横あたりに売っていたりします。
乾燥させる
普通のお米で作った鏡餅は、もち米の鏡餅より柔らかいので、ちゃんと乾燥させないと形が崩れてしまいます。
ちなみに私は丸めた後、20時間ほど乾燥させてから2段に重ねましたが、オレンジの重さで若干傾いてしまいました。
みかん(オレンジ)を飾る
日本のみかんを飾りたいところですが、手に入らなかったので、代わりにフロリダのオレンジをトップに。
端を赤マジックで塗った紙も用意し、雰囲気が出たような・・・?
カリフォルニア普通米鏡餅のクオリティの所感
意外と滑らかな表面になる
カリフォルニア米をついてみて思ったことは、意外と普通のお米でも30分ほど「つく・こねる」をすれば滑らかな表面になるということです。
やはりお餅の滑らかさには敵いませんが、しかしお米感も薄いです。
綺麗な形が続くのは2日まで
お米をこねる際に大量の塩水をまぜていったので、乾燥するとひび割れでこんな事態に!
お餅でもひび割れは多少しますが、ひび割れまでの速さと大きさが全然違います。
12月30日に鏡餅を作ったのですが、元旦にはすでに上記写真のように大きなひび割れが出来てしまいました。
やっぱりお餅の方がおいしい
お米をついている段階で味見をしてみましたが、断然もち米の方がおいしいです。
あのお餅の独特の香り、もっちりとした舌触り。
普通米ではなかなか再現出来ませんね。
やっぱり鏡餅はもち米がいい
カリフォルニア米の普通米で鏡餅を作ってみた結果、味も、見た目も、断然もち米で作ったほうが良いという結論になりました。(当たり前ですが笑)
ただ、コストを安く抑えられる、海外などどこでも作れるという点では、アリなのかもしれません。
我が家も、一度普通米で鏡餅を作る経験が出来て良かったと思います!笑
みなさんも、もし普通米の手作り鏡餅に挑戦したくなったら参考にしてください!