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GoogleドライブとOneDriveの違いは?機能や価格、使いやすさの比較まとめ

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GoogleドライブとOneDriveなど、様々な種類・サービスがあるオンラインストレージサービス。クラウドストレージサービスや、ストレージサービスとも言われます

どこからでも、色々な端末からアクセスすることが出来るため、個人間でファイルを共有したりする場合にもとても便利です。

 

一方で、色々なサービスがありすぎて、初めて使う方はどれを使うべきか悩みますよね。

そこで今回は、オンラインストレージを十数年使い続けている私が、機能や価格、実際の使いやすさについてまとめます。

 

えぞりす
えぞりす
「個人向け」という観点で比較していきますね!

 

そもそもオンラインストレージとは?

パソコン

ファイルを保管できるクラウドサービス

オンラインストレージサービスとは、ファイルをインターネット上に保管してもらうクラウドサービスです。

…というと抽象的でわかりにくいですが、実際のイメージとしては、自分のPCで作業したデータの保管先をサーバーにするという感じです。

 

例えば、自分のPCのバックアップを取る際、外付けハードディスクやフラッシュメモリ・USBメモリを使いますよね。

その外付けHDDやフラッシュメモリがネット上のサーバーに代わるイメージです。

 

こんな使い方が出来ます
  1. 「パソコンが急に動かなくなった」→パソコンを新調し、ストレージから過去のデータをダウンロードすれば元通り
  2. 「友達3人で旅行の計画を立てたい」→ストレージに保存してあるExcelファイルで、リアルタイムに追記・更新
  3. 「外出先でスマホでファイルを見たい」→自宅パソコンとストレージを同期しておけば、いちいち保存しなくても自動で同期され、スマホでぱっとファイルが見れる

 

 

オンラインストレージサービスを使うメリット

オンラインストレージサービスを使うと、こんなメリットがあります。

 

オンラインストレージサービスのメリット
  • いつでもどこでも違う端末からでも、同じファイル・データにアクセス可能
  • 複数人でファイルを共有して、リアルタイムで更新していくことが可能
  • 自動でバックアップを取ってくれるサービスもある
  • バックアップ代わりになるため、自宅が被災したりしてもデータはきっちり残る
  • 無料で使えるものもありオトク

 

オンラインストレージサービスを使うデメリット

一方で、オンラインストレージサービスを使うと、こんなデメリットを指摘されることがあります。

 

オンラインストレージサービスのデメリット
  • データをインターネット上に保管するため、セキュリティが危ない(データが盗まれる可能性がある)
  • 災害などでサーバーが物理的な損傷を受けた場合、データが消失する可能性がある
  • 画像や動画などの大きいデータをネットに上げる際には大きな通信量が必要(Wi-fi環境があると便利)

 

上記でセキュリティ面の不安を挙げましたが、現在はセキュリティもかなり強化されており、実際にデータを盗まれたりすることはほぼないかと思います。

実際、今回ご紹介する3つのオンラインストレージは、過去に大規模なハッキングの被害にあったこともなく、安全に利用されています。

そのため、自分のPCのバックアップを取る意味でも、オンラインストレージサービスを使うメリットは大きいのではと思います。

 

今回比較するオンラインストレージサービスはこの3つ

Googleドライブ

Googleが提供している、オンラインストレージサービスです。

GmailアドレスやGoogleのアカウントを持っていると、最初から使えるようになっています。

大企業が運営しているだけに、安全性や安定稼働に定評があります。

 

One Drive

マイクロソフトから提供されているオンラインストレージサービスです。

マイクロソフトのアカウントを持っていれば、すぐに利用することが可能です。

こちらも大企業が運営しているだけに、安全性や安定稼働に定評があります。

Dropbox

アメリカのDropbox Inc.が運営しているオンラインストレージサービスで、オンラインストレージサービスの先駆けです。

元々はベンチャーでしたが、2018年にニューヨーク証券取引所に上場し、今では大きな企業として信頼されています。

 

機能は?

Googleドライブ

ファイルをフォルダ構造を作ってストレージとして保存できます。

また、WordやExcelというったオフィスソフトのクラウド版であるGoogle DocsやGoogle Spreadsheetなどのサービスも併せて利用可能で、Googleドライブ上にエクセルファイル(スプレッドシート)を用意し、チームメンバーと共有することも出来ます。

エクセルのスプレッドシートを複数人と共有できるのはかなり便利で、リアルタイムにお互いの更新も見れますし、とても作業がはかどります。

各フォルダーにはURLがついているので、URLで共有することも可能です。(URLを知っている人だけがフォルダ内を見ることが出来る)

 

最近ではクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスも増えてきており、私も何社かと契約してお仕事させて頂いたことがありますが、ほとんどGoogleドライブ上での作業でした。

このことからも、オンラインストレージサービスで個人で使っている人が一番多いのはGoogleドライブなのではないかと思っています。

Googleドライブは「オンラインストレージ・Gmail・Googleフォト」の3つのサービスがストレージ容量を消費します。オンラインストレージの容量だけではないので、ご注意ください!

 

Google ドライブは、Google ドキュメント(文書、スプレッドシート、スライドなど)と、他のユーザーと共有しているファイルは容量にカウントされません。なので、共有ファイルが多い人もGoogleドライブがおすすめです

 

OneDrive

フォルダ構造を作ってファイルをアップロード・保管できます。

作成したファイルは、公開範囲を設定して、相手を限定してフォルダー公開をしたり、完全に非公開にも出来ます。

各フォルダーにはURLがついているので、URLで共有することも可能です。(URLを知っている人だけがフォルダ内を見ることが出来る)

 

Dropbox

個人向けとビジネス・会社向けの2パターンのサービスがあります。

ファイルの保存期間は無期限で、誤って消してしまったファイルは一定期間保存されており簡単に復元することが出来ます。

 

Googleドライブ・OneDrive・Dropboxの比較

各ストレージサービスのスペックを比較してまとめてみました!

 

各ストレージサービスのスペック比較表

 

Googleドライブ OneDrive Dropbox
無料で使える容量 15GB 5GB 2GB
対応OS Windows / Mac / iOS / Android Windows / Mac / iOS / Android  Web / Windows / Mac / iOS / Android
ファイルの保存期限 無期限 270日間サインインがないと削除 無期限
ファイルの変更履歴 30日間保存
ファイルの復元 過去 25 日以内に共有ドライブのゴミ箱から削除されたアイテムのみ可能 ゴミ箱にあるもののみ復元可。ゴミ箱に入ってから 93 日で完全削除 消してから30日間は復元可能

 

OneDriveは、サインイン(ログイン)せず270日間が経とうとすると、その前にメールで通知してくれるため、そこでサインインすればデータ削除は免れます。私もこのメールを受け取って、慌ててサインインしたことがあります。

えぞりす
えぞりす
ただし、あまり頻度高くサインインしない人やメールをあまりチェックしない人は要注意!

 

 

 

価格は?

お金

Googleドライブ

Googleドライブは、15GBまでは無料で使えます。

その後は、容量アップに伴い有料化していきます。価格は以下です。

 

Googleドライブ価格表
プラン 容量 月額料金
15GBプラン 15GB 無料
100GBプラン 100GB 250円/月
1TBプラン 1,000GB 1,300円/月
2TBプラン 2,000GB 2,600円/月
10TBプラン 10,000GB 13,000円/月
20TBプラン 20,000GB 26,000円/月
30TBプラン 20,000GB 39,000円/月

 

 

OneDrive

OneDriveの料金プランは主にこの2つです。

 

OneDrive価格表
プラン 容量 月額料金
フリー 5GB 無料
基本プラン 50GB 1.99USD/月

 

 

Dropbox

個人向けプランの無料版だと2GBまでの容量になります。

しかし、個人でも月額料金費用を払えば1TBまで容量を増やすことができます。

さらに、ビジネス向けプランでは、さらに容量も確保できるそうです。

 

Dropbox価格表
プラン 容量 月額料金
無料  2GB 無料
Dropbox Plus 1,000GB 1,200円(税別)/月

 

 

 

この3サービス以外の無料プランは?

ちなみに、Googleドライブ、OneDrive、Dropbox以外にもオンラインストレージサービスは色々あります。

無料の容量だけ、参考にまとめておきます!

 

オンラインストレージ無料分の容量まとめ
  • Drobox:2GB
  • Googleドライブ:15GB
  • OneDrive:5GB
  • Amazon Drive:5GB
  • iCloud Drive:5GB

 

えぞりす
えぞりす
無料で使える容量で比較するなら、Googleドライブ一択です

 

実際の使い心地は?

Googleドライブ

Androidスマホを使っている方には、かなりおすすめです。

というのも、スマホで撮影した動画や画像が自動的にGoogleドライブにバックアップされていくからです。

 

バックアップは何かと面倒ですが、Googleドライブ上に保存されるGoogleフォトのアプリ・機能を使えば、撮影日の時系列で自動的にバックアップしてくれます。

バックアップするタイミングも「Wi-fi環境下のみでバックアップ」という設定も出来るので、通信容量が少ない方にもおすすめです。

 

OneDrive

エクスプローラーにOneDriveのファイルまで階層で表示されるので、まるでエクスプローラーを使っているかのような感覚で、ファイルを移動したり削除したりできるのがかなり快適です。

OneDrive内のファイルのショートカットキーをPCのデスクトップに作っておくと、デスクトップのショートカットアイコンから、まるでPC内にファイルがあるかのように操作できます。

ファイルのアップロードや移動のスピードも、GoogleドライブやDropboxよりも速いと思います。

 

Androidスマホのアプリ画面も見やすいです。特に、フォルダ全体を俯瞰してみるのはOneDriveアプリが一番です。

 

Dropbox

まだ使い慣れていないのかもしれませんが、画面遷移がわかりにくいです。

ただ、無期限でデータを保存してくれるなど、手厚いサポートが魅力です。

 

どんな人におすすめ?

Googleドライブ

 

Googleドライブがおすすめなのはこんな人
  • スマホがAndroid
  • とにかくオトクな価格が良い
  • Androidスマホからファイルに簡単にアクセスしたい
  • 他メンバーと共有したいファイルが多い
  • 在宅ワークなど、複数人でリアルタイムにファイルを更新したい
  • スプレッドシートなど、ちょっとしたファイル編集をスマホで簡単に行いたい

 

OneDrive

 

OneDriveがおすすめなのはこんな人
  • WindowsのPCでの作業が多い
  • Windowsエクスプローラーを使っている感覚で、オンラインストレージにアクセスしたい
  • ファイルを開く・保存をとにかく素早く行いたい
  • 定期的にアクセスする(270日ログインなしでデータが削除されるため)

Dropbox

 

Dropboxがおすすめなのはこんな人
  • UI(画面の見た目)は出来るだけシンプルがいい
  • ブラウザでもサクサククリック・画面遷移したい
  • クラウドストレージと連携させたいアプリ・サービスがたくさんある
  • オンラインストレージをあまり頻繁に使わない(無期限に保存したい)

 

個人的な使い方・使い分け方法を公開

Googleドライブ

私はAndroidスマホユーザーなので、スマホ画像・動画・ファイルのバックアップはGoogleドライブで行います。

特に、画像や動画はほぼ自動でバックアップしてくれるのでかなり楽ちんです。

 

また、私は在宅でライターの仕事をしているのですが、その際やり取りで使うファイルはGoogleドライブに入れています。

なぜGoogleドライブかと言うと「Googleドライブでやり取りしたい」という希望の企業が多いためです。

なので、PowerPointのマニュアルや業務委託契約の書類などのファイルは、Googleドライブ上で企業ごとの名前を付けて保存しています。

 

また、学生時代の友人たちと共有したい画像、親族と共有したい画像なども、Googleドライブで管理しています。フォルダごとに共有者を限定できるので、便利です。

画像を共有することで、結婚式のプロフィールムービー作りにお互い役立てたり、作った資料を共有したりと、とても便利に使えています。Googleユーザーはとても多いので、共有する際はGoogleドライブが便利かもしれません。

 

えぞりす
えぞりす
共有ファイル分は使用容量に含まれないですしね!

 

OneDrive

OneDriveの便利なところは、何と言ってもエクスプローラーからファイルを探したり、デスクトップのショートカットキーからファイルを呼び出したり出来るところ。

なので、プライベートのオフィスソフト系はOneDriveで管理しています。

 

例えばこんなファイルはOneDriveに入れてます
  • 家計簿のExcelファイル
  • 結婚式を挙げた時の見積もりExcelファイル
  • 年賀状・転居連絡のExcel住所録
  • 歴代の年賀状データ(PowerPointで年賀状を作っているため)

 

OneDriveの無料分は5GBなので、あんまり画像や動画を入れるとすぐにいっぱいになってしまうため、私は基本オフィスファイルしか入れずに無料分で利用しています。

 

Dropbox

個人的にGoogleドライブで慣れてしまったため、DropboxのUI(画面の見た目)に馴染めず、私はブログの自動バックアップデータをDropboxに入れることにしています。

Dropboxはクラウドストレージサービスとして歴史も長いので、連携しているアプリやサービスも多いです。

 

私はWordpressのプラグイン「UpdraftPlus – Backup/Restore」でサイトの自動バックアップを取って、そのバックアップファイルを連携設定したDropboxに保管していくという流れが便利で続けてます。

 

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いかがでしたか?

オンラインストレージサービスはたくさんありますが、今回ご紹介した3つが最大手かつ歴史と信頼あるサービスです。

自分の仕事や生活スタイルにあったオンラインストレージサービスを見つけて、便利に快適に毎日過ごしたいですよね。

本記事がオンラインストレージサービスを選ぶ参考になれば嬉しいです。